社員インタビュー

得意科目にしぼって
指導したい

教師職(集団指導)

S.R.

2019年入社 理学部卒業

#教師職(集団指導) #理系 #中学部 #数学

私の仕事

得意な生徒にも、
苦手な生徒にも
「解ける喜び」を
感じてほしい

小学5、6年生と中学1年生から3年生を対象に数学を教えています。授業を行う上で気をつけているのは、「誰か一人に答えを発表させて終わり」にはしないこと。双方向のやりとりこそSAPIXの強みなので、できるだけ議論の場をつくるよう心がけています。「なぜその解き方を選んだのか」「どうやってその解き方が出てきたのか」といったところまで話してもらい、さらに他の生徒にもどう思うかを質問してみる。そうすると時々、私も驚くような解き方が出てくることがあるんです。そんなときは教師という立場を超えて、一人の数学好きとしても嬉しくなり、ここで働いていて良かったとしみじみ感じます。

中には数学が苦手だという生徒もいますが、モチベーションを上げるための一番の近道は「解けた!」という喜びを得られることかなと思うんです。だからこそ授業の構成を考える上で、比較的答えやすい問いを用意することで、数学が苦手な生徒が活躍できる機会を意識的につくるようにしています。また、中学3年生の授業は1コマ3時間の長丁場。集中力が続かなかったり疲れてしまったりする生徒もいるので、メリハリをつけるにはどうしたら良いだろう?と試行錯誤しているところです。

工夫しながら教えていく中で、授業への姿勢が大きく変わる生徒もたくさんいます。宿題をやらなかった生徒が自ら勉強するようになったり、「ここはどう考えたら良いですか?」と質問に来るようになったり。そんな変化に立ち会えたときが、もっともやりがいを感じる瞬間ですね。一方でまだ行動に移せていない生徒でも、面談で話してみると「やらなくてはいけない」と感じている場合が多いんです。そうした生徒たちの背中を押すのも、私たちの使命。「自分にはこの勉強が必要だ」と自ら思えるようになるまで、じっくり向き合っていきたいと思っています。

日本入試センターの魅力

1教科専任制だからこそ
教科の楽しさまで
教えられる

高校生の頃から友達相手に勉強を教えるのが得意だったので、大学に入ってすぐに個別指導の塾でアルバイトを始めました。当時の担当は数学と理科。「自分が教えることで理解してもらえた!」と思える瞬間、その手応えが楽しくて、楽しくて。結局4年間、同じアルバイトを続け、就職先も塾にしたいと考えるようになりました。ただ、就職にあたっては、担当する教科を数学だけにしぼろうと決めていました。せっかく教えるなら成績を上げるだけでなく、その教科の面白さを知ってほしいもの。その点「数学であれば、楽しさを伝えられる」という自信があったので、1教科に集中したいと思ったのです。

もう一つこだわったのが、集団指導であることでした。各塾の方針にもよると思うのですが、当時私の中では、苦手な科目を平均まで伸ばすのが個別指導・さらに上のレベルを目指すなら集団指導、というイメージがあったんです。アルバイトで個別指導をする中で「もっと難しい内容も扱っていきたい」と考えていたので、1教科専任制であり、かつ集団指導も行っている日本入試センターに入社を決めました。

塾講師のアルバイト経験はあったものの集団指導ではありませんでしたし、授業の進め方についてはほぼ一から学び直したようなものでした。個別指導では黒板を使用することもなかったので、板書の文字の大きさや書くスピードなど、研修で基本中の基本から教えてもらいました。模擬授業で「声のトーンが一定」と指摘されたので、それ以降は抑揚をつけ、生徒の印象に残りやすい話し方を意識するように。こういったきめ細かな研修内容もまた日本入試センターで働く魅力であり、安心できる点ですね。個別指導の経験しかない人はもちろん、まったくの業界未経験の人でも安心して飛び込んでほしいと思います。

今後の目標

生徒から気づきを引き出す
授業を追求したい

私が思う良い授業は、先生が「この公式で解こう」と教えるのではなく、生徒が自ら解き方に気づける授業です。自分の頭で気づけたことは記憶に残りやすいもの。数週間前の授業から少しずつ種を蒔き、ある瞬間にパッとひらめきが咲くような、そんな流れのある授業を行うことが目標です。また、より良い授業を行うためには、教材やテストのクオリティを高めることも大切。初めて見る問題のように見えて、実はあるポイントに気づくと「あっ、これ前に勉強したところだ!」とピンと来るような、そんな仕かけのある問題を作ることが好きなんです。作問を通じて、一つの物事を色々な角度から考える機会をつくり、生徒の「自ら考える力」を養いたいと思っています。

学生へのメッセージ

「面倒見の良い人」なら
塾業界で活躍できるはず

塾業界で活躍するには、教科への愛はもちろん、人への愛も同じくらい重要だと感じています。というのも実は、生徒からも保護者の方からも、勉強以外の相談を受けるケースが多いんです。「将来の夢が見つからない」とか「子どもが反抗期で困っている」とか、授業に直接関わりのない相談に気軽に乗れるような面倒見の良さも、長く指導をしていく上では欠かせません。「勉強が好きで、人も好き」という方、一緒に日本入試センターを盛り上げていきましょう!

日本の未来をひらく教育に、
あなたも携わりませんか?