社員インタビュー

ここなら多様な
指導方法が学べると思った

教師職(集団指導)

I.M. 主任

2018年入社 法学部卒業

#教師職(集団指導) #文系 #小学部 #社会

私の仕事

覚えた知識を起点に考える
その楽しさが
実感できる授業を

小学4年生から6年生までの社会の授業を担当しています。授業の他にも校舎の運営業務や保護者対応、教材やテストの点検にも携わっており、忙しくはありますが充実した毎日を送っています。指導をする上で心がけているのは、何と言っても「生徒に楽しく授業を受けてもらう」ことです。授業中は常に生徒の表情を確認しながら進めるようにしていますし、授業の準備やテストの作成中も、生徒たちの顔を思い浮かべながら取り組んでいます。保護者の方から、「先生の授業が楽しいと言っていますよ」と聞くとやりがいを感じますね。

私たちは双方向型の授業を実践しているので、こちらから無理に盛り上げようとしなくても、自然と活発な雰囲気が生まれやすいんです。SAPIXと聞くと「受験のための塾」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、受験を控えた学年以外では、わいわいとにぎやかに授業を進めることが多いので、初めて授業を見た人は意外に感じられるかもしれません。

例えば先日、授業で合鴨農法について取り上げたとき、「どんなメリットがあるでしょう?」と生徒に尋ねました。合鴨が虫を食べてくれるので農薬を使わずに済むといった内容が正解例なのですが、「鴨汁が田んぼの水に染み込んで米がおいしくなる」というユニークな回答が出て、教室中が大盛り上がりでした。社会はよく暗記科目だと思われがちですが、そんなことはありません。確かに覚えなければいけないこともありますが、むしろその知識を起点に考える、知識を活用する力こそが重要。生徒にもその謎解きのような楽しさを感じてほしくて、クイズを出してみたり、意見を出し合う場をつくったり、多様な視点を養うための工夫を心がけています。

日本入試センターの魅力

生徒がしっかり成長できる
学習カリキュラム

年の離れた弟の面倒を見るうちに子どもが好きになり、それをきっかけに先生になりたいと思い始めました。大学で中学と高校の教員免許を取得し、そのまま学校の先生を目指そうと考えていたのですが、アルバイトでの塾講師経験を振り返ったときに、学びたいという明確な目的を持った塾の生徒を指導する方が自分には向いているのではないかと思い直したんです。

中でもSAPIXを選んだ決め手は、合格実績が高い塾として有名なので、ここなら多様な指導法を身につけられるのではないかという期待でした。実際、入社して驚いたのは学習カリキュラムの充実度です。授業に参加して、きちんと宿題に取り組めば学力が積み重なるように設計されていて、生徒一人ひとりがしっかり成長していく。社員でありながら、「SAPIXの指導法ってすごいな」と感心してしまうほどです。

周りの先輩は皆さん授業が面白く、子どもの対応も上手で、尊敬できる人ばかり。研修で授業を見学したときは、あまりのクオリティに「私も同じようにできるのか」と落ち込んだこともありました。しかしそんな私を見た先輩が、「生徒に対して『私の授業を受けられて良かったね』と思いながら、自信満々にやればいいんだよ。正解はないんだから」とアドバイスをくれたんです。それで気持ちをリセットでき、先輩の良いところを盗みつつ自分なりの教師像を大切に臨むことで、うまく授業ができるようになり、だんだんと指導することに自信が持てるようになりました。

今後の目標

改善を繰り返しながら
授業をバージョンアップ

教えることに魅力を感じて塾の先生になったので、現場で授業を続けていくことが目標の一つです。そして、生徒たちの成長を確実に後押しできるように、もっと上手に指導ができるようになりたいですね。社会の授業は教材の内容を踏まえて、各先生の裁量で授業を組み立てるケースが多いんです。だから、教室の雰囲気や生徒の理解度に合わせて、臨機応変に対応するように心がけています。昨年の反省点を活かして問いかける内容を変えたり、テストの出来を踏まえて説明のスピードを調整したり、改善を繰り返すことで自分の授業をバージョンアップしていきたいですね。

学生へのメッセージ

体験から生まれた言葉が
就活の武器になる

塾業界でのアルバイト経験がないと不安に思われるかもしれませんが、私の所属している校舎には、元SEという経歴を持つ国語の先生がいますし、その他にも別の業種から転職された先生がたくさん活躍しています。大事なのは過去に何をしていたかではなく、そこで何を培ったかではないでしょうか。体験から生まれた自分の言葉は、就職活動における最大の武器になると思います。面接ではこの仕事を通して実現したいことを、大いに語ってほしいと思います。

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